若い女性層を中心に人気を集め1月5日から韓国で放送されているドラマ『花より男子』への風当たりが強くなっている。

第3話で視聴率20%を越え、ソン・スンホンの『エデンの東』を猛追するほどの人気だが、一方ではドラマの内容に日本的な描写が目に付き視聴者からの抗議も多い。日本のマンガを原作にしているだけに、仕方がないとも言えるが、口うるさい韓国視聴者たちにとっては、もう少し韓国情緒にあった『花より男子』を期待しているようだ。

1話ではヒロインを演じるク・ヘソンに卵や小麦粉をぶつけたり、4話では自転車を燃やしたり、水風船をぶつけ消火器の粉をかけるなどのいじめシーンが登場した。
こうしたシーンが日本のイジメ文化をそのまま反映しているという批判だ。

ドラマホームページに寄せられた書きこみには、「私たちは日本人ではなく韓国人だ」、「ここは日本か。それとも韓民族が日本の情緒を持っているのか」という意見も。
生徒達の着ている制服も『日本臭が強い』と指摘されている。

『日本のコピーではない韓国的なリメイクをして欲しい』という声に『花より男子』製作関係者は、「原作に忠実にという基本方針のもと脚色をした。トマトのかわりに水風船を投げたり、集団イジメの場面も原作よりかなり抑えている。原作でワインを飲むシーンもジュースにするなど国内情緒に合わせるよう努力している。各キャラの人物背景も韓国的な色が出るように設定している」と語っている。

また、高校生であるヒロインが、ナイトクラブに出入りしたり、見知らぬ男と下着姿でベッドで抱き合っている写真を撮られた場面なども、15歳以上視聴可ドラマとはいえ、それより低い年齢層も見ている事を考えれば問題ありという指摘もある。
原作や日本版・台湾版ドラマを見たことのない多数の韓国視聴者は現在放送中のドラマを見て判断するしかない。

日本版や台湾版ドラマと比較した完成度をめぐってもファンの叱責は厳しい。プールに鴨がたくさん泳いでいるシーンの拙いCG処理や、俳優初挑戦となるSS501のキム・ジョンフン(ジフ役)などの演技力不足などがやりだまにあげられている。
これに対し、「韓国のCG技術は日本や台湾より優秀だが製作過程で時間がなかった。製作環境上ディテールを補強することができず残念」と弁明している。

一方でこうした批判と反比例するように、ドラマや出演陣に対する人気は急上昇している。初回放送時、ドラマに挿入されたCMは3件に過ぎなかったが、4話では22件に増え、7倍もの広告販売を記録した。
「花より男子」は製作費を少なくもらう代わりに広告販売量によって後から製作費が支給される契約となっているため、製作側はほくほくだ。F4のメンバー、イ・ミノ、キム・ヒョンジュン、キム・ボム、キム・ジュンらにもCF依頼が相次いでいるという。

★韓国ドラマ「花より男子」の各話ごとのあらすじ ≫≫

arrow
arrow
    全站熱搜

    tvxq126 發表在 痞客邦 留言(0) 人氣()