SMエンターテインメントとのトラブルが発覚したアイドルたちは今、東方神起とSMの対立をどう見ているのだろうか。
現在、兵役の代わりに公益服務をしている元H.O.Tのチャン・ウヒョクは、東方神起3人が裁判所に訴えた後、自身のミニホームページのBGMを「釣られた子どもたち(韓国語で「子どもたち」は「アイドル」とよく似た発音)」に変えた。チャン・ウヒョクは同じH.O.Tのメンバーで、一緒にSMを去ったトニー・アン、イ・ジェウォンとJTLというグループを結成している。
この歌は、JTLのファーストアルバムに収録されている。「20ウォン(現在のレートで約1.5円)の人生 おまえらホント かわいそう」「おれの人生で お前はヒルみたいなもん」「本当だろうと ホラだろうと じっとして黙ってろ」「おれの人生で お前は絶対“必要悪”」など、ストレートな歌詞がつづられている。チャン・ウヒョクのミニホームページを訪れたファンは「センスある選曲」「胸の詰まりがスッキリする思い」と書き込んでいる。
SM初のアイドルグループだったH.O.Tは、2001年の5thアルバム「Outside Castle」リリース後に解散した。当時、KANGTAとムン・ヒジュンはSMに残り、ソロ活動を続けたが、チャン・ウヒョクら3人は契約が満了すると独立した。彼らの解散理由は「アルバム1枚当たり一人20ウォンの印税」という金銭問題だった。
SHINHWAのキム・ドンワンは5日、自身のブログに「木の葉もたくさんあれば風に負けない」というコメントと写真を掲載した。98年にデビューしたSHINHWAは、H.O.Tに続くSMの看板アイドルグループだったが、03年にSMを離れた。当時、SHINHWAもH.O.Tのように解散説が流れたが、メンバー全員が別の事務所に移籍したことで、解散は逃れた。SHINHWAは全員の契約期間が終わってからSMを離れたので、あまり騒がれることなく移籍できた。
SMは1990年代末、H.O.Tと女性アイドルグループS.E.Sのヒットを手始めに、SHINHWA、FLY TO THE SKY、天上智喜、SUPER JUNIOR、少女時代、SHINeeら数多くのアイドルを生み出した。H.O.Tは解散、S.E.Sもその後、事実上解散状態になっている。SHINHWAやFLY TO THE SKYなどはSMを去った。
先月31日、東方神起のメンバーのうち、ジェジュン(ヒーロー)、ユチョン(ミッキー)、ジュンス(シア)の3人がSMを相手取り、専属契約効力停止の仮処分を申請した。この問題は5日、ソウル中央地裁民事第50部で審議されることになった。残りのメンバーのチャンミン(マックス)とユンホ(ユノ) 2人とは意見が分かれるだけに、「解散したH.O.Tと同じ道をたどるのでは」と、ファンは沈痛な面持ちだ。
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