ホップ・ステップ・ジャンプ、そして飛躍。08年はジャンプの年だった。リリースした全シングルがチャート１位を獲得、年末には紅白に出場。韓国では既にトップアーティストであった彼らも、05年の日本デビュー時には日本語もしゃべれず、小さなイベントにも出演するというゼロからのスタート。３年かけてジャンプした東方神起は、４年目を迎えた今年、東京ドーム2DAYS含む25万人をも動員するアリーナツアーを敢行するアーティストにまで大きく飛躍した。
――05年の日本デビュー以来、苦労したことも多かったと思います。現在ツアー中（取材時）ですが、ライブは自分たちの成長が感じられる場でもあるのでは？ また、今回のアリーナツアーの見どころを教えてください。
ジェジュン 「苦労したのはやはり、日本語ですね。日本に来た時には言葉ができなくて、コミュニケーションが取れない事がくやしかった。日本語を話せるようになってきて、自分たちのことを自分たちの言葉で伝えられるようになってからがスタートだったような気がします。日本で活動してきて、１年ごとにツアー会場が大きくなっていくのを見て「成長してるのかな？」と感じました。今回のアリーナツアーの見所はジュンスだったのに、ケガしちゃったから！」（※ツアー前日のリハーサルでジュンスさんが足を負傷。ツアー行程前半の演出内容が一部変更に）
チャンミン 「07年にアーティストの聖地、武道館でライブができた時は感慨深かったです。皆さんのパワーをたくさん感じ、「頑張ろう」という気持ちが更に大きくなりました。今回のツアーではダンスからバラードまで幅広く、皆さんの想像以上にバラエティに富んだ東方神起が見られるはず！ ファイナルの東京ドームでは、ステージの大きさに合った、スペシャルなパフォーマンスをお見せできると思います」
――ツアーのお楽しみといえば、全国で美味しいものを食べること。好きなご当地グルメは？
ユンホ 「この前キャンペーンで行った札幌で、カニを食べました。美味しかったなぁ～。福岡のもつ鍋も好きです。仙台の牛タンとか、美味しいものがいっぱいありますね」
ジェジュン 「広島のつけ麺！ めちゃめちゃ食べたい！ 食べたい！ 食べたい！」
ジュンス 「僕は名古屋のひつまぶしが好きです」
ユチョン 「全国のラーメンを食べたいですね。沖縄のゴーヤチャンプルーも好き。あと、枝豆」
チャンミン 「広島で鉄板焼きを食べたいです」
――さて、早くも今年３枚目となるシングル「Satand by U」がリリースされました。紅白で歌った「どうして君を好きになってしまったんだろう？」路線の、切ないバラード曲。自分の前から黙って消えた彼女を、いつまでも待っている男性が主人公の曲ですが・・・。
ジェジュン 「歌っていると悲しくなります」
ユンホ 「主人公は自分の気持ちだけじゃなくて、彼女の立場も理解してあげなきゃいけないですよね。黙って出て行くなんて、彼女にも大きな理由があると思う。彼も早く立ち直らなければ」
ジュンス 「愛しているのに愛されない切なさ。彼のようなどうしようも無い状況には、ちょっと共感しちゃいます」
――方やカップリングの「Tea For Two」は幸せカップルの曲。歌詞に“明日で世界が終るなら、明日もこうして笑いたい”とありますが、皆さんはもし明日、世界が終ってしまうとしたら、最後に何をしたい？
ジェジュン 「今日も明日もずっと取材だから、取材中に死んじゃいます（笑）！ いざそうなったら、１分１秒が大事ですよね。でも、特別な何かをするのではなく、何も考えずに街を歩いて、景色を目に焼き付けたいです」
ユンホ 「僕は一番大切な人に会いたい」
ジュンス 「教会に行って、お祈りをします。懺悔をして、今の僕の心を全て伝えて、天国に行きたいです」
ユチョン 「家族や友達、大切な人たちと一緒に写真を撮ったり食事をしたり、皆でたくさん笑いたい。最後にライブもしたいなぁ」
チャンミン 「僕は静かなところを探して、ゆっくり過ごしたいです」
――３月に発売されたアルバム『The Secret Code』もそうですが、最近の東方神起は楽曲も面持ちも「大人」っぽくなりましたよね。
ジュンス 「『The Secret Code』を作っている頃から、余裕ができたからだと思います。文化の違いや生活にも慣れて、力が抜けてきたので、歌を上手く唄うことに注力できるようになったから。僕たちが本当に伝えたかった感情を、上手く伝えられるようになったんだと思います」
――今、女性の間では韓国がブームです。ソウル市のCMにも出演している皆さんですが、読者が韓国旅行に行った時に訪れるべき、おススメスポットを教えてください。
ユンホ 「東大門（トンデモン）が良いかな。24時間ショッピングができるし、ディスカウントもできるから面白いと思います」
ジェジュン 「仁寺洞（インサドン）がおススメ。外国人向けの場所だけど、趣があるし、美味しいお店がいっぱいあります。僕は２回しか行ったことがありませんけれど（笑）」
ジュンス 「仁寺洞（インサドン）かな。え？ ジェジュンが言ったの？ 聞いてなかった（笑）。じゃあ、明洞（ミョンドン）。ソウル一の繁華街で、お買い物スポットです。ソウル以外なら光州（クァンジュ）。ユンホの地元ですが、韓国のもうひとつの王国と呼ばれている所です」
ユチョン 「渼沙里（ミサリ）の鴨料理屋さんがおススメ。僕たちがよく行くお店は秘密です。ライブカフェや自然に囲まれたおしゃれなカフェもいっぱいありますよ」
チャンミン 「僕は夜のソウルタワー（南山タワー）をおススメします。夜景がキレイです。高いところから見る漢江はステキだと思います」
――最後に、東方神起としてのこれからの「夢」、または「目標」を教えてください。
ユンホ 「東方神起をまだ知らない方もいらっしゃると思うので、もっともっと皆に知ってほしいし、いろいろなところで活躍して、いろいろな所でライブをしたいです」
ジェジュン 「東京タワーに東方神起の巨大LEDを付けたい！ 東京のどこからでも見れるでしょ？」
ジュンス 「５人全員、ケガをしないで元気に頑張っていくことです！」
ユチョン 「３年以内にクルーザー「東方神起号」を買って、皆で船上BBQをしたいです」
チャンミン 「良い家族の、良いお父さんになりたいです。あれ？ これは東方神起のことじゃなくて僕個人のことでしたね（笑）」
取材・文／坂本
F:日PO
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